土曜ドラマ（2024年 秋）内容や感想

原作は、日生マユによる同タイトルの漫画。

「クールな癒し系」というイメージの松下洸平が、これまでとは違う「口も態度もでかいコワい」小児科医という役柄をどう演じるかに注目していたドラマ。綾野剛を感じさせるようなボサボサ頭にメガネ姿の見た目はイメージ一新だが、不器用ながら垣間見せる医師の優しさ感じさせる演技は思った以上にしっくりフィットしている感じで、実は意外にハマり役ですね。

原作はないオリジナルストーリーのドラマ。

始まる前から目立っていたのはタイトルを含めたその題字。山田フォントを感じさせる書体だったので、シリアスながらも少しコミカルな部分もあるのかと思ったんだけど、実際は全体的には重い展開。

ただ、展開自体が軽快なテンポでどんどん進むので、思ったよりも悲壮感は感じさせない仕上がり。この辺りは、「大病院占拠」や「新空港占拠」の流れですかね。

原作はないオリジナルストーリー。

悪人ではないのに欲に負けたことでドツボにはまっていく家族、思わぬお金を手に入れたことでどことなく浮かれる人間の滑稽さ、闇バイトを始めとした犯罪の描かれ方など、自然な流れで引き込まれて見入ってしまうようなリアルな描写が魅力的なドラマ。

映像や演技に派手さがないことで、そのわざとらしくないリアルさがより際立っていますね。

原作は、ma2による同タイトルの漫画。

オフィスラブがテーマの恋愛ドラマだが、ドロドロしたものは一部のみ。基本的には、じれったくももどかしい大人のピュアな胸キュン恋物語に、菊池風磨の上裸をトッピングしているので、ファンには喜ばれそうな仕上がりですね。

原作のないオリジナルストーリーのドラマで、プロ野球チームの中日ドラゴンズとコラボしたという異例の作品。

ストーリ的には野球を離れた一般企業が舞台だが、その話を野球に例えるのがベース。時には無理やりにでも野球にこじつけて話が進むので、そのあたりをしらけずに楽しめるかがポイントですね。